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南豆製氷の記憶

2NanZ VILLAGE は下田の歴史的建造物である南豆製氷の跡地に建設されました。南豆製氷は、1923年に地元の出資で漁業用の氷を供給する目的で建造された建物(約500㎡)です。国登録有形文化財に登録されていましたが、老朽化で倒壊の恐れがあり保存に係る費用も高いことから、2014年2月に取り壊されました。
下田の旧市街地の玄関口という抜群の立地にあり、石材の産地でもある伊豆ならではの石造建築で、漁業の街下田を80年間も支えてきたこの建物は、市民から愛され惜しまれながら、役割を終えました。

記憶を残し、生まれ変わる

3当時の建物は残っていませんが、新しく建設される施設のデザインには当時の面影が取り入れられ、またロゴマークにもその特徴的な屋根の形や「氷」という字がモチーフとして使われています。南豆製氷はNanZ VILLAGへと、当時の記憶を残しながら、下田の新しいゲートウェイとして、人や文化の交流点となるような「場」(イベントスペース)としての役割を担い、新しい「場」へと生まれ変わろうとしています。